ときには「離れる」ことが、新しい一歩になる

さまざまなご相談を受けている中で、

「これって逃げでしょうか」という言葉を

耳にすることがあります。

セッションにお越しくださる方々は、

「今の自分をどうにか変えたい」と真摯に考え、

人生と向き合おうとされている方ばかり。

だからこそ、

「逃げてはいけない」「責任を果たさなければ」

という思いを、強く抱えておられるのだと思います。

よく言われることですが、

スピリチュアルの力が現実に働きかけるには、

そこに“行動”が伴っていることが重要です。

そしてその行動の中には、

今いる状況を離れる、関係を終える、

といった選択も含まれていると思います。

もちろん、そんな選択を前にすると、

「自分が悪いのでは」「申し訳ない」と

思ってしまうこともあるでしょう。

ですがその一方で、

他者や環境を優先するあまり、

自分自身をすり減らしていないか、

立ち止まって考えてみる必要もあります。

スピリチュアルに触れる意味とは、

“委ねる”ためではなく、

自分の感覚や直感を信じ、

自らの選択で人生を歩んでいくための

土台を築くことではないでしょうか。

何が最善なのかを見極め、

その都度、自分にとって誠実な判断を重ねていく。

その積み重ねが、人生そのものを形づくっていきます。

状況を離れるという決断は、

決して「逃げ」ばかりではありません。

むしろそれは、

“今の自分にふさわしい環境を選び取る”という、

能動的で意識的な行動な場合もあると思います。

周囲の評価や期待よりも、

まずは自分の人生を

どうデザインしたいのか。

そんな視点の中に自分の未来を自分の手で創り上げるための、

ヒントがあるように思います。

何かのご参考になさっていただければ幸いです。

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