ヒーリングのセッションをしていると、
よく「過去生」の存在が登場します。
過去生とは今現在生きている前、
つまり生まれ変わる以前に生きていた生のことを意味します。
よく占いでも「前世占い」など聞きますが、
1つ前の生まれ変わりである「前世」は
実はあまり重要ではないのです。
つまり何千回も何万回も、
数えられないくらい私たちは生まれ変わっているので、
それが1つ前だろうと、
10個前だろうと、
あまり今の人生に関係がない、ということ。
それよりも大切なのは
もしもその影響を今も受けているとすると、
その理由はなぜか、というところなのです。
たとえば「魔女の過去生」というのが、
あったとします。
ちなみに魔女の過去生自体はめちゃくちゃポピュラーで(?)、
ヒーリングの学びをしている人なら、
けっこうな確率で
その過去生の経験をしていると思います。
(もちろん、私もあります)
重要なのは「わー、魔女だって! サイアクー!」と
嘆くのではなく、
なぜその記憶を今も持ち、
その影響を受けるという選択を
今もしているのか、ということ。
様々なことが想定できますが、
たとえば「人から近寄りがたいと思われることで、尊敬される」という
思い込みをいだくこともあるかもしれません。
あるいはかつて魔女はハーバリストとして
薬草を使い人を癒す仕事をしていたという側面がありますが、
仮に魔女を頼ることを公言してはならないという不文律があったとすると、
「人に優しくしても公には評価されない」という
想念になっていることもありえます。
これらの事例はすべて「可能性がある」というだけであり、
スピリチャルな観点で個別の真実を見ていかないと、
何が事実として起きているのかはわかりません。
ただ言えるのはたとえ「魔女」という、
一見ぎょっとするような過去生があったとしても、
そこから何かを得たいと思い、
その記憶や癖などを今も持ち続けるという
形を変えた「前向きさ」の現れでもあるということなのです。
セッションやご自分で霊視したときに、
想定外の過去生が出てきたとしても
そこに注目して不必要に動揺するのではなく、
それを受けて今の自分は何を得たかったのか、
そして現在も握りしめているくらい、
学びたかったこと、
そしてその学ぶ方法は今も踏襲したいのかというところに
フォーカスを当てて考えると、
今を改善する大きなヒントになると思います。
もしも仮にこの魔女の経験・記憶からの学びが
現在の自分にそぐわないと思えば、
過去に囚われることなく、
手放したり、やり方を変えればいいだけなのです。
今日はちょっとマニアックな話になってしまいましたが、
ご興味がある方はご自分が今抱えている課題解決の糸口が
過去生にあった場合、
それはなぜか、ということを考えると、
何かしら現実を変える突破口になるかもしれません。
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